大阪府の吉村知事は、少子化問題への取り組みとして「0歳児に選挙権を与えるべきだ」と提案しています。
この提案では、成人するまでは保護者が代わりに投票することが想定されているのですが、それについて疑問の声が多くなっています。
- 吉村知事の0歳児選挙権の目的は?
- なぜ提唱するかの背景は?
- 0歳児選挙権の問題点は?
これらについて今回はお話します。
吉村知事の0歳児選挙権の目的は?
- 少子化の問題を抜本から解決したい
- 若い世代の声を政治に反映させたい
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日本維新の会・共同代表の立場で、現時点では党内で議論は行われていないそうです。
吉村洋文共同代表は党のマニフェストとして提案したいと述べています
0歳児選挙権を提唱する背景は?
- 2024年4月に発表された人口減少に関する試算や消滅可能性都市の公表を受けたこと
- 次の世代(子供や若い世代)が政治的な影響力を持つことで、政治家が若い世代のために動く仕組みを作りたい
これらの背景から0歳から選挙権を認めるべきという持論を展開しました
4月24日に行われた人口戦略会議では、全国の自治体の約4割がいずれ消滅する可能性があるという分析を公表しています
参照元:【人口戦略会議・公表資料】『地方自治体「持続可能性」分析レポート』
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吉村知事が提案する0歳児への選挙権付与の背景には、現在の政治が若者や次世代の課題に十分に取り組んでいないという認識がありました
たしかに子供や若い人の選挙権を認めると、政治家は若い世代のための施策を増やす可能性が高いですね!
0歳児選挙権の問題点は?
- 0歳児は選挙権を行使する能力がないため、親や保護者が代わりに投票することになる
- 親が実質的に複数の投票権を持つこととなり、選挙の公平性に影響を与える可能性がある
- 親が子どもの選挙権を代理で行使することで、子どもの意志が反映されない恐れがある
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小学生の高学年あたりなら勉強して政治についてだんだん分かってくるかもしれませんが、まだ小さい子であれば、本人の意思で決めることは不可能・・・
難しい問題ですね・・・
今後はどうなる?
0歳児に選挙権を与えるという提案は、現在のところ吉村知事の個人的な意見に留まっており、日本維新の会の公約に盛り込むことも提案している段階です。
しかし、この提案を実現するには、公職選挙法の改正に加えて、憲法改正も必要です。
そのため、この提案が具体的な法案として国会に提出され、議論が行われるまでには時間がかかると予想されます。
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紀藤正樹弁護士は、Xで「法改正して実現したら平等権侵害として違憲無効な法律です」と主張しています。
それに対して、共感する声が多いです・・・。
まとめ
今回は、吉村知事の0歳児選挙権の目的は?なぜ提唱するかや問題点を調査!についてお話しました。
大阪府の吉村洋文知事は、0歳児にも選挙権を付与すべきだという意見を表明していますが、課題が多く存在します。
親が子どもの選挙権を代行することで選挙の公平性が損なわれる恐れや、子どもの意思が反映されない可能性が指摘されています。
この提案の実現には、公職選挙法の改正だけでなく、憲法の改正も必要とされています。そのため、具体的な法案として国会で議論されるまでには時間がかかる見通しです。
今後の動向に注目していきたいです
読んでいただき、ありがとうございました!
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