「子持ち様」という言葉がSNSではよく目にするようになりましたが、どんな意味なのか気になる人も多いはずです
またこの「子持ち様」へ批判が起きるとやばいこともあるようです
- 子持ち様とはどんな意味?
- 批判させるのはなぜやばい?
- 職場や日本の背景・問題点・課題とは?
これらについてお話していきます。子持ち様ってなんのことを指しているんだろう、どんな問題があるんだろうと知りたい人は最後まで見てください♪
子持ち様とは?
「子持ち様」とは、子育てや育児を理由にして、職場で育休を申請したり、仕事を切り上げることを比喩する言葉です
職場の子持ちの人に対して、周りの人が比喩して使う場面が多いです。
「子持ち様」という言葉には、子育て中の親に対する非難や不快感を示しています
X(元ツイッター)では関連する次のような見解がよく目にされました。
- 子持ち様 ざまぁ
- 子持ち様 うざい
- 子持ち様 明日休むんだって
- 子持ち様 偉そう
「子持ち様」のキーワードのあとに、子持ち世帯に対する否定的な言葉が続いています。
この言葉を使用する人は、周囲の人が使っている言葉だということが分かります。
職場で産休に入る人が配った「産休クッキー」をもらった人が、「自慢された気分になる」「幸せアピールがうざい」「配慮が足りない」と炎上したことも話題となりました。
子持ち様と言われる背景・問題とは?
職場での状況や、現在の日本の状況から背景を考えてみます
実際の職場での状況や問題とは?
実際の職場では「子持ち様」といわれる背景にはどんなものがあるのでしょうか?
- 子持ち世帯は、子供の病気や学校の行事で仕事を休むことが多く、他の従業員にその影響が及んでいる
- 結婚できない人や子供を持たない人を下に見ているという態度の不満
職場では、急な休みになることで周りのしわ寄せで不満が出てくるケースが多く見られます。
また人によりますが、結婚して子供を持つことを自慢する人や、偉そうな態度をする人への不満があるようですね。
日本の状況や問題とは?
- 子持ち世帯の減少
- 男女間の賃金格差
それぞれ解説していきます
子持ち世帯の減少
子持ち世帯は1986年では全世帯の46.2%が子持ち世帯だったのに対し、2022年では18.3%と減少しています(参照元:厚労省2022国民生活基礎調査)
子育て世帯が少数派になったことにより、子供を持たない世帯のの声が多く聞こえるようになったのかもしれません。
職場でも子供がいない親が少ないところでは、理解が得られず悩んでいる親も多いです。
男女間の賃金格差
2023年の厚労省の賃金調査では、男性が35万900円に対し、女性の26万2600円と、大きく差はひらいている状況です(参照元:厚労省令和5年賃金構造基本統計調査)
そのため、子供の世話で休暇を取るのは主に母親が行い、その負担は非常に大きいですね
男性でも子供のために休みをとれる体制が整っていれば母親の負担を減らせるかもしれませんが、実際はこの状況は何年も変わっていないようです
批判がやばいといわれる理由は?
この「子持ち様」への批判は、今後の日本にとって非常にやばい状況でもあります
その理由は以下の通りです
- SNSの拡散により、子持ち世帯への批判が広まってしまい、子供を持つことについて消極的に考えてしまう
- 母親がさらに働きづらくなってしまう
これから子供を持ちたいと思う人に対して、職場の理解が得られない世の中、子供を育てる環境のなさを感じてしまうと、ますます子育て世帯の減少が進んでしまいます。
SNSで広まることにより、現在育休や産休を取得している人やこれから取得しようとしている人に不安や精神的な苦痛が生じる可能性も考えられます。
今後の課題は?
子どもを持つ人々と持たない人々の間で、価値観を共有するのは難しい問題です。
子を持つ世帯の悩み・子を持たない世帯の悩みはそれぞれあります。
お互いを理解する必要はありますが、一方が負担を強いられる状況ですと、不満は必ず出てきます。
どちらも納得するような形を作るためには、育休による業務のしわ寄せがいった従業員に対しては一時金の支払いをすることなど、納得できる対策をとる必要があります
政府の課題として、子育て世帯だけでなく、その周りの同僚などの取り巻く環境においても対策をとっていく必要がありますね
まとめ
今回は、子持ち様とはどんな意味?なぜ批判がやばいかや職場での問題とは?についてお話しました
子持ち様というワードは、子育て世帯に対する否定的なニュアンスを含むものでした。
その背景にはSNSの拡散力があるのですが、その批判が大きくなればなるほど子育て世帯の減少が加速される可能性があります
今後は政府の課題として、子育て世帯の澪ではなく、そこに取り巻く環境にも目を向けていく必要があります
読んでいただき、ありがとうございました!
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